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  • 右上腕の骨折(上腕骨外科頸骨折)

    治療・リハビリ前の状態

    ご利用者様:60代 女性

    自宅で転倒し受傷された患者様です。
    お孫さんの世話があるため、早期の回復と痛みの緩和を希望されていました。

    治療・リハビリの内容

    受傷直後は三角巾およびバストバンドで患部を固定し、可動域を制限することによって偽関節(本来つながっている部分がきれいにくっつかないこと)および遷延治癒(治癒が遅れること)を予防しました。

    受傷後、約4週目からリハビリをスタート。
    初回は安静時の痛みが強く、肩関節運動は困難な状況であったため、患部外の痛みケアや可動域訓練を実施しました。

    リハビリの初回~8週目までは、治療の負荷量設定を徹底し、手・肘・肩甲骨の可動性を向上させる訓練をしました。
    より早期の回復を目指すため、自宅での禁忌事項や負担のない姿勢など、生活指導も行いました。

    また、右肩関節の回旋運動は患部に対して癒合の妨げになるため、挙上(患部を心臓よりも高い位置に置くこと)・外転運動を中心に可動域の向上を図り、体幹から上肢機能の連動性と日常生活動作(ADL)上での実用的な動きを視野にいれたトレーニングで早期回復を目指しました。

    治療・リハビリ後の状況

    受傷後4か月のレントゲン撮影にて骨の癒合が確認でき、患部の痛みも無くなり、安定して日常生活を送れるようになりました。

    可動域も良好でしたが、自宅での長時間の立ち仕事やお孫さんの世話で、頸部~肩関節外側周囲の鈍痛が出てきました。
    立位姿勢の乱れから肩甲帯-体幹の安定性が低下、右僧帽筋を中心とした筋性疼痛が認められたため、姿勢改善のための運動療法を取り入れ、継続したセルフエクササイズを促しました。
    その結果疼痛も緩和され、現在再発予防のプログラムを実施中です。

    治療・リハビリ担当者の声

    骨折部分への負荷設定を考慮し、偽関節・遷延治癒の予防を徹底しました。
    疼痛部位の確認と原因となるメカニカルストレス(細胞や組織が受ける不可)を改善し、配慮しながらリハビリプログラムを実行していき、患者様の希望となる早期回復を目指しました。

    患者様からの声

    とてもわかりやすく、筋肉の使い方など教えていただき楽に動かせれるようになりました。こんなに良くなるとは思っていなかったので、とても嬉しいです。ありがとうございました。