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歩行時のアキレス腱の痛み

治療・リハビリ前の状態
ご利用者様:60代 女性
長時間歩くとアキレス腱やかかとの外側に痛みが出てしまい、足首も動かしにくいというお悩みのご相談でした。検査の結果、「左アキレス腱炎」と診断し、リハビリを実施することとなりました。
治療・リハビリの内容
- 【初期】
- 足や足首のまわりをやわらかくするためのストレッチをする
- 足の指がしっかり使えるように、足の筋肉を鍛える運動をする
- バランスを良くするため、バランスディスクで荷重エクササイズを行う
- 鏡や平行棒を使って、足の外側に体重を乗せる感覚や歩き方を確認・修正する
- 自宅でもできる簡単なエクササイズを共有
- 【後期】
初期の内容に加えて、片足で立って、かかとを上げ下げする運動を行いました。治療・リハビリ後の状況
約9,000歩連続で歩いても痛みは増えず、足関節周囲の柔軟性も向上しました。足趾の筋力がついてきたことで母指側への荷重がしやすくなり、母指側でのバランス機能も改善しました。一方で、持久性の低下はまだ残っており、疲労時には外側荷重になりやすい傾向がみられます。
治療・リハビリ担当者の声
治療を始めたときに比べて、足関節・足趾の可動域が広がり、筋力も向上しています。ご自身でのセルフケアにも積極的に取り組んでいただいたことで、歩行動作の修正が徐々に進み、当初の目標であった長距離歩行を達成することができました。
患者様からの声
来院時から痛みは改善し、長く歩けるようになりました。ご指導していただいたセルフエクササイズは継続して実施しようと思います。
